イタリア３日目〜ヴェニス〜

早朝7時の飛行機でローマ チャンピーノ空港からヴェニスへ。アルドとフランチェスカも一緒です。彼らが格安チケットを取ってくれて往復約45ユーロで行くことができました。朝の4時半ホテルに迎えに来てもらい、一旦チェックアウトしたスーツケースはアルドの家へ置かせてもらってから空港に向かいしました。チャンピーノ空港には誰一人アジア人がおらず、時間的にも元気のありそうな若いグループがほとんど。海外であんなにまじまじと見られたのは大学のスタディツアーで行ったバングラデシュ以来か。ヴェニスに飛び立つまでに空港で驚いたこと2点。１つは搭乗口の待合室でのこと。待っている間ずっと鳴り響いていた飛行機のエンジン音が静まるといたるところから歓声が沸きあがりしばらく部屋全体が拍手と大歓声に包まれました。なにごとぞ！と驚いていたら、アルドが教えてくれました。何のことは無い「うるさい騒音がようやく静かになった。やったー。わーい。」という種類の歓声だったらしい。どこまで陽気なの？イタリア人。もう一つ驚いたことは飛行機の座席が全て自由席だったということ。乗った人順に好きな場所に座ります。どおりで登場口で並んでいた時さりげない割り込みに厳しいブーイングがあったわけだ。
そんなこんなで無事にTreviso空港へ到着。そこからはバスで最寄の駅に行って鉄道に乗り換えサンタルチア駅まで行きました。全てフランチェスカとアルド任せで行ったので地図を見てもどんな風にここまでやってきたのか不明。普通なら経路も把握していないと不安で仕方がない性質ですがとても楽しめました。列車ではイタリア語を勉強しに来ている中国人の青年と相席になり日本語、イタリア語、英語を交えた怪しい会話をしたり面白かったです。
サンタルチア駅近くのホテルにチェックインしたのですが、まだまだ午前の早い時間。4時半からローマからやってきた自分達にはもう午後の3時くらいに感じられましたが、1泊2日の短い滞在なので早速街へ繰り出しました。いやぁぁぁぁ、ヴェネチアもまた美しき街でした。ローマとは趣が異なるのですが歴史を感じさせロマンチックを極めたようなステキな街です。ランチはホテルの人に(アルド達が)聞いてくれた迷路のような路地奥にあるレストランで頂きました。思い返してみるとここのパスタが今回の旅行で一番おいしいかったです。残念ながら今となってはお店の名前も場所も分かりませんが、、、。またいつか行ってみたいです。ランチの後も散策をして島の半分を歩きつくしたところで水上バスに乗り一気にサンタルチア駅まで戻ってきました。この時点で午後5時くらい。ホテルで少し休憩して夜にまたレストランへ行こうと約束をしてそれぞれの部屋に入っていったのですが、私達は旅疲れと時差の名残で昨日のようにベッドに倒れこむや次の日の朝まで眠りをむさぼったのでした。
この日の天ちゃんはというと午前中はご機嫌にみんなで散策し、お昼になるにしたがって眠さと疲れで愚図りがでましたがレストランの片隅でおっぱいをあげて撃沈させると午後はまた元気に復活を果たしました。ベビーカーを使いはしたけれど、天ちゃんにしてはかなり歩いたので夕方水上バスでももう一眠りしました。アルドやフランチェスカにもすっかり慣れて、一緒に手をつないで歩いたり追いかけっこをしたり。知らない人に声をかけられるとアルドにぴったりくっついて顔をつけて隠れ蓑にもしていました。これは心を許している証拠。それからハワイに引き続き日本からベビーカーを持っていったのですが結構助かりました。ローマもヴェネチアも石畳や階段が多くちっともバリアフリーではありませんでしたが、日本の小さいタイヤの軽いベビーカーでも立派に活躍してくれました。でも振動はかなり伝わったと思うので1歳未満の赤ちゃんにはきっときついだろうなぁ。もしも天ちゃんの月齢が低かったら現地調達もありだなぁと思いました。なぜなら物価の高いヴェネチアでもタイヤがしっかりしていて日よけもでっかくて押し手にカップホルダーまで付いたハイエンドのタイプが45ユーロ以下でジャンジャン売っていたので。かなり重いとは思いますが安定感や乗り心地やデザインを考えるとかなりお得です！