1歳8ヶ月

ハルもとうとうこの日を迎えました。
天ちゃんが生まれる前に治療して以来行っていなかった自分の歯医者さんに「検診」と軽いきもちで診てもらいに行ったら虫歯が何本も見つかりました。治療には麻酔を使わなくてはならないと言われ歯医者さんの勧めもあって断乳に踏み切りました。5月に脂腺母斑の手術も予定していて付き添い不可の入院になるので、夜まとめて寝てくれるようにと思いこれもきっかけとなりました。
2週間くらい前から「3月5日金曜日」と決めてカレンダーを見せながら「この日になったらおっぱいバイバイね」と1日1回くらい言い聞かせました。その時によって、うんうんと頷いたりいやいやと首を振ったり。もともとおっぱい大大大好きなので、理解しつつも複雑な気持ちだったんだろうと思います。この時点での授乳は、朝起きてから、幼稚園のお迎えから戻ってから、12時位にお昼寝に入る前に、夕食の準備の最中に、夕食後に、寝る前に、夜中から朝方にかけて2回くらいという頻度!結構飲んでますね!
3月5日金当日は好きな時に好きなだけ飲んでもらいました。もう理解している風で自分でカレンダーのその日を指差していました。「おっぱいばいばい」をしてもらいましたが、お兄ちゃんとパパと遊ぶのが楽しくてけっこうあっさりとしたものでした。が、寝る前の歯磨き後眠くなってから険しい山登場。泣き叫び抱っこしても身体を突っ張りくねらせ、抗議します。でも「おっぱい」とは決して言いません、、、。ただただ苦しい気持ちと戦うように泣き叫ぶのでした。でも約1時間後「ぱいぱいーーぱいぱいーーー。ぎゃぁぁぁん(泣)」と。あーこんなに我慢してたんだね、やっと言えたね、、、と心が締め付けられました(涙)それから数十分抱っこしたままハルはなきつかれてヒックヒックいいながら眠りに付きました(0時頃)
3月6日土(2日目)朝6時半くらいまでまとめて寝てくれて、朝は夕べの続きのように泣き出しましたが、お茶を飲ませて抱っこしてリビングへ連れてきたらいつもの朝のように落ち着きを取り戻しました。おっぱいバイバイしてえらいね、と話しかけるとハルはカレンダーをちっちっーといいながら指差して「そうだよ昨日がバイバイの日だったのよ」と言っているように聞こえました。普段なら気軽におっぱいくれとやってくるのですが、全く言いません。まだこんなに小さいのに理解してそして頑張っていることに驚き、尊敬し、いとおしく感じます。やっぱり眠い時は辛い気持ちがこみ上げて我慢のフタが外れてしまいますが、もう1時間も泣くことはありません。その日の夜は、私が前日気負いすぎて疲れて先に寝てしまい、ハルはパパに夜遅くまで遊びに付き合ってもらいテレビを見ながら寝てしまいました(0時位)。
3日目以降そんなに母乳も出ていなかったのですが、さすがに3日目は触るだけで痛みが走り、我慢できる程度まで絞りました。お昼寝や夜寝も遊びながらスーッと眠れる時もあれば、15-30分くらい泣きながら抱っこされて眠ったりその時の疲れ具合等により様々です。月曜日天ちゃんを幼稚園に送りに行って戻った時、いつも授乳していたイスの上に置いていた物をどけながら「パイッパイ」と要求されましたが、それ以降はまったく要求せずハルなりに断乳を受け入れたんだなぁと感じました。4日目からは横抱っこにポジションを取りながら「パイパイっ(空々しく棒読みで)」→「ナイナイナイナイ(にゃははとおどけながら)」と自分でつっ込みを入れて笑えるくらいになっていました。6日目がたった今日考えると、どうしても泣いて眠りに付く時は、ママの首のところから手を入れてパイを触りながら15分くらいで寝てくれるようになりました。そして夜中に目を覚ますことはめったになく(パパのデカイ寝言で1度起きた)、大体朝まで寝てくれるようになりました。
最後の赤ちゃんと思っているので、この断乳はさびしいような、さびしいような、やっぱりなごりおしいような気持ちで一杯でしたが、泣き狂っている時もずっと「今まで飲んでくれてありがとうね。がんばってるハルはすごいね、だいすきだいすき」と伝えられたのでママもさびしいけれど卒業できそうです。天ちゃんには相変わらず「ハル君かわいそう。おっぱいあげたら!」と言われますが。頑張ってるんだよ、とか天ちゃんだってこうやって頑張ってバイバイしたんだよとか、ご飯が一杯食べれるようになって大きくなれるんだとか説明しても「もうかわいそうだよ!なんでだよ!」とプンプンしてます(泣いていても自分はプンスカしながら数分で夢の中)。兄としては赤ちゃんの立場を考えて断乳より卒乳を望んでいたようです。