陣痛→入院(回想記録)

mika552004-10-28

午前0時半頃お風呂からあがってベッドへ。すぐに眠りについたものの午前1時頃に弱いながら陣痛と思しき痛みで起きる。軽めの生理痛のようだったけど「陣痛?陣痛だ、きっと」と確信があったので時間を計ってみた。すると16分間隔→20分間隔→30分間隔を経てやや規則的な15分間隔になった。痛みもそれに呼応してもはや陣痛以外はないといった感じ。15分間隔で母親学級で習ったとおりの段取りで担当助産師さんへ電話。眠そうな声で院の人が「15分だとまだ生まれませんので5分間隔になったら入院することにしましょう」と対応。「間隔が狭まる時間が早い気がするんですけど」と聞いてみると「5分間隔になったらまた連絡してください」ということなのでもう少し我慢することにした。
しばらくしないうちに10分間隔が1時間くらい続き、もう5分間隔を待っていたら着替えや車の乗り降りも出来ないYO!と感じたので即効で電話したところ、何分間隔か聞かれるまでもなくあっさり入院OKの返事が来た。声が鬼気迫っていたからかな。
病院へ着き陣痛室へ。着替えて間もなく陣痛間隔が狭まり思わず痛さでうめき声も漏れるようになる。1時間2時間があっという間に過ぎ、子宮口7-8cmあたりですごくいきみたくなった。「いきみたいーっ」と訴えるけどまだだよの返事。助産師さんが背中をさすって息遣いをリードしてくれる。このいきみ逃しの何時間かが一番つらいものだったけど一人いきみ逃しの魔法の手を持った助産師さんがいた。それまでは立会いのだーくんがサスサスしてくれてたけどイライラが募るばかりで「だから指先じゃなくて手のひらでさすって!」「今触んないで(怒)」など私は言い放題。あーそれからだーくんの「どこがどういう風にいたいの?」(説明する余裕なんかないっつーの)や「ミカ頑張って!」(これ以上どう頑張ればいいんすか?)には参ってたので、だーくんには一緒に呼吸法をやって口をつぐんでもらい、サスサスは助産師さんにお願いし随分気持ちが好転しました。
子宮口が全快しいきみOKになると、欲求をおもいきり発散できるので苦しいながらも爽快感が。でも陣痛室内のトイレでいきんでいたので思わず「先生、ここで赤ちゃん産むんですか?」と確認してしまった。分娩用の和室に移る予定がその段階になって進みが早まってしまい、結局最後まで陣痛室で過ごすことになった。だーくんの肩に前からぶら下がる格好で四つん這いになりついに赤ちゃんを迎えることになった。助産師さんが「ベビちゃんが出てきたら抱きかかえて上体を起こして、それで支えるのでそのまま後ろに倒れて横になって」と段取りを説明され、最後のいきみに集中する。頭が出てきたよ、の声と同時に「えっ、えっ、えん」と甘〜い声が聞こえた。「あれ?まだ体が出てないのにもう泣いてる(笑)」と助産師さんの声が聞こえる。目の前がさーーーっと晴れたような感覚になり嬉しさがこみ上げ痛みや苦しさを感じなくなり、早く早く会いたくなった。ここからはあっという間。感覚では2,3回いきんだらつるりんとベビちゃんがすべり降りてきた感じ。べびちゃんを抱き、仰向けになったところでなんとも言えない暖かさとやわらかさを感じた。ベビちゃんは抱かれると泣き止んで安心したようにぬくぬくしています。う、うわーん、なんてかわいいんだろう。こんなに嬉しく感動したことはありません。泣きたい気持ちが胸にこみ上げて喉がくるしい。ママだよー、がんばったねー、ありがとう。こんなことを語りかけたと思う。本当に本当にありがとう。これからパパと3人でいっぱい楽しいことしようね!